洋菓子が中性脂肪を増加させ肥満を誘発する

洋菓子に多く含まれる糖質や動物性脂肪は、中性脂肪値を上げる原因に

高脂血症を改善するためのこころがけ その6

洋菓子より和菓子の方がまだいい

 中性脂肪値が高い人は、甘いものを避ける必要があります。
 食事によって摂取した糖質は、体の中でブドウ糖に分解されてエネルギー源となりますが、過剰に摂取した糖質は脂肪酸に変わり、中性脂肪の原料となります。この結果、糖質を多く摂ることで肥満や高中性脂肪血症、糖尿病を引き起こす原因となってしまうのです。
 菓子類に含まれている糖質は、穀類やいも類に多い糖質と異なり、中性脂肪値を上げやすいので要注意!
 できれば、間食として甘いものを食べることを控えたいところですが、甘いもの好きな方にとって大変難しい課題であることも事実かもしれません。
 しかし、過剰なカロリー摂取にもつながりやすいので、間食する際には低カロリーで動物性脂肪の少ないものを選ぶよう心がけてください。洋菓子と和菓子、どちらも糖分が多いのですが、洋菓子に多く含まれている動物性脂肪は、和菓子にはほとんど含まれていません。バターや生クリームをたっぷり使用した洋菓子は、カロリーも必然的に高くなりますし、砂糖と脂肪を一緒に摂ると、より脂肪として蓄えられやすくなりますので、どうせ食べるなら和菓子のほうが体にやさしいといえます。

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代表的なお菓子のカロリーと脂質(100gあたり)
名前カロリー(kcal)脂質(g)
カステラ3194.6
ショートケーキ34414.0
シュークリーム24513.6
ドーナッツ39611.8
アップルパイ30417.5
桜もち(関東風)2380.4
桜もち(関西風)2000.2
串だんご(あん)2010.4
串だんご(しょうゆ)1970.4
練りようかん2960.2
水ようかん1970.1
大福もち2350.5
八つ橋3950.5
かりんとう44111.8
揚げせんべい46517.5
あられ3811.4
クラッカー49222.5
ハードビスケット43210.0
ポテトチップス55435.2
ミルクチョコレート55734.0
あんぱん2805.3

※五訂日本食品標準成分表に準拠