材料(2人分)
- 牡蠣(かき) 200g
- こしょう 少量
- 小麦粉 適量
- 粉チーズ 30〜40g
- 卵 S1個
- カレー粉 小さじ1/2
- ミニトマト 6個
- バター 18g
- こしょう 少量
作 り 方
1. 牡蠣はうすい塩水でさっと洗い、水気をふき取って、こしょうを振る。
2. 卵はときほぐして、カレー粉を混ぜる。
3. 1の牡蠣に小麦粉をうすくまぶし、2の卵をからめて粉チーズをまぶす。
4. 2/3の量のバターでミニトマトをさっと炒め、こしょうをふって取り出す。
5. 4のフライパンに残りのバターをとかし、3の牡蠣を並べて中火で両面を焼き、4のトマトを添えて出来上がり。
参考カロリー:266kcal (1人分)
『海のミルク』と言われるほど、さまざまな栄養成分をバランスよく含んだ牡蠣(かき)。古代、中国では、すい臓や胃の働きをよくする、二日酔いを防ぐ、肌を美しくする、緊張を緩和する、婦人病を改善する、精力をつけるなどの効能があるとされていました。これらは現代栄養学で裏付けられています。では、具体的にどんな栄養成分を牡蠣が含んでいるのか、見ていきましょう。
牡蠣は亜鉛が非常に多く含まれ、食品の中でダントツNo.1の含有量を誇ります。
【亜鉛を多く含む食品】
牡蠣(かき)・・・・・13.2mg/100g
豚レバー・・・・・・・6.9mg/100g
輸入牛肉肩ロース・・・5.8mg/100g
亜鉛は細胞の新生を行うのに必要不可欠な栄養成分で、不足すると、子どもの場合発育が遅れたり、身長の伸びも抑えられます。大人では、肌がかさついたり傷の治りが遅い、脱毛などといった症状を招きます。味覚障害の原因にも亜鉛不足が指摘されています。また、亜鉛は免疫機能に関わるはたらきをしており、不足すると風邪を引きやすくなります。
牡蠣には亜鉛のほか、カルシウムや鉄、銅、カリウム、ヨウ素といった多様なミネラルが含まれています。ビタミンではビタミンB群が特に多く、ほかにもビタミンA、C、Eなどのビタミン類も含まれています。牡蠣に多く含まれているビタミンB2は、皮膚や髪、爪などといった細胞の再生に利用される栄養成分で、肌荒れや髪のトラブルを起こしやすい人は、ビタミンB2不足にならないよう気をつけることが大切です。ビタミンB2は脂質の代謝にもはたらくため、不足すると脂質がエネルギー源として利用されにくくなります。また、口内炎の原因ともなりますので、よく口内炎ができる方は意識してビタミンB2を摂取しましょう。
ほかにも、牡蠣にはスタミナ源となるグリコーゲンや体内の毒素を分解するグルタミン酸やシスチン、血中コレステロール値を下げるタウリン、不飽和脂肪酸など有効な成分がたくさん含まれています。グリコーゲンやタウリンには肝機能を活発にするはたらきもあります。