高脂血症になりやすい主な原因は3つ
高脂血症を起こす原因には大きく分けて次の3つが挙げられます。必ずしも単独の原因で高脂血症を起こすのではなく、要因が重なればそれだけ高脂血症となる可能性は高まります。
高脂血症を招く原因
家族性高脂血症
遺伝的な要因が強く、両親や兄弟など、家族内にコレステロールや中性脂肪が高い人が多く見られるものです。傾向として、高脂血症である家族と同タイプの高脂血症が起こるため、「家族性高脂血症」と呼ばれます。
二次性高脂血症
他の病気や薬が原因で高脂血症となるもので、甲状腺の病気や糖尿病や肝臓病、腎臓病などを患っている場合、コレステロール値や中性脂肪値を上昇させ、高脂血症を招きます。この場合、原因となっている病気を治療することで高脂血症は改善されます。
高脂血症を起こす原因となる薬には、降圧剤やホルモン剤、免疫抑制剤、角化症治療薬、向精神薬などが関与しているため、検査で高脂血症であることを告げられたら先生に服用している薬の名前を伝えてください。
食事や生活習慣の乱れ
動物性脂肪やコレステロールの多い食生活、運動不足や喫煙、ストレスなどの生活習慣の乱れが原因となって起こる高脂血症です。近年、高脂血症の原因として、急増しているものです。