コレステロールを多く含む食品を、長期間食べ続けると血液中の悪玉(LDL)コレステロールを増加させ、動脈硬化を進行させる原因となります。このため、1日あたりのコレステロール摂取量を制限しなくてはいけません。コレステロールの食事摂取基準(厚生労働省)は、18歳以上の男性の場合で1日750mg未満、同じく女性の場合では600mg未満とされています。高コレステロールの方の場合は、男女ともに1日300mg以下を目標とする必要があります。
ここで、コレステロールが高い食品って、どんなものが挙げられるのか、下表にまとめてみました。
種類 | 食品 | 1食あたりの目安量 | コレステロール含有量 |
卵 | 鶏卵(中1個) | 50g | 210mg |
うずら卵 | 15g | 71mg | |
肉類 | 鶏レバー | 50g | 185mg |
豚レバー | 50g | 125mg | |
牛レバー | 50g | 120mg | |
鶏砂肝 | 80g | 160mg | |
魚介類 | するめ(加工品) | 50g | 490mg |
あんきも | 50g | 280mg | |
うなぎ(蒲焼) | 100g | 230mg | |
ししゃも | 100g | 230mg | |
しらうお(生) | 50g | 110mg | |
わかさぎ(生) | 60g | 126mg | |
さくらえび素干し | 50g | 350mg | |
くるまえび(生) | 100g | 170mg | |
イクラ | 30g | 144mg | |
すじこ | 30g | 153mg | |
たらこ | 40g | 140mg | |
菓子類 | カステラ | 100g | 160mg |
ショートケーキ | 100g | 150mg | |
シュークリーム | 100g | 150mg |
たまご(鶏卵)はコレステロールが高いですが、栄養価がとても高い食品のため、正常な方は極端に控えることはおすすめ出来ません。肉類では、内臓にコレステロールが多く含まれるとおぼえておいて下さい。魚介類では、魚卵に多く含まれるほか、魚では生より生干しの方がコレステロールが高い傾向があるようです。するめはかなりコレステロールが高いですが、生イカの場合はそうでもないので神経質にならずに食べて問題ないです。
大事なことは、『食べてはいけないのではなく、控えたほうがいい』という点です。
自分自身を例に挙げると、魚卵も食べますし、ケーキなども食べます。でも、ひと月に何度も食べるわけではないので、気にしていません。なにより、そんな食生活を送って血清脂質値が下がったことが実証しています。
ストレス自体がコレステロール値を上げるほか、他の生活習慣病の原因ともなります。
この辺をキチンと理解して、上手に美味しくさまざまな食品と付き合っていきたいですね!