赤ワインの栄養成分

赤ワインに含まれるポリフェノールがLDLコレステロールの酸化を抑え、動脈硬化を予防

赤ワインのポリフェノールがLDLの酸化を抑制!

 赤ワインには、ブドウの皮の色素成分であるアントシアニンやリスベラトロール、渋みのもととなるタンニン、カテキンなどといったポリフェノールが豊富に含まれています。これら赤ワインに含まれるポリフェノールが、抗酸化作用で悪玉であるLDLコレステロールの酸化を抑えて血液をサラサラにし、コレステロール値を下げて血栓や動脈硬化を防いでくれます。眼精疲労の改善や、がん、老化の予防にもポリフェノールは効果を発揮します。
 赤ワインにはカリウムも比較的多く含まれ、余分な塩分を体外に排出してくれます。
 アルコールですので、当然、飲みすぎはよくありませんが、動脈硬化を予防するための適量は、1日にワイングラス1〜2杯(150〜250ml)です。赤ワインに限らず、アルコールを1日に1〜2杯程度飲む人は、全く飲まない人に比べて動脈硬化になりにくいという報告もあります。しかし、アルコールの飲みすぎはかえって健康に害を及ぼす恐れがあるのでご注意を!


フレンチ・パラドックス(フランスの謎)

 フランス人はヨーロッパの中でも、肉やバターの摂取量はトップクラスであるにもかかわらず、動脈硬化や心臓病の発生率が著しく低いフランスの謎、"フレンチ・パラドックス"という言葉があります。  動物性脂肪をたくさんとるほど、普通はコレステロール値が高くなり、動脈硬化や心疾患を引き起こす恐れが高まるのに、フランスではこれらの病気による死亡率がなぜか低いという謎を表した言葉です。
 これに関する調査・研究が行われた結果、どうやらフランス人のワイン好きが関係しているということが判明しました。赤ワインに含まれるポリフェノールが、フランス人から動脈硬化や心疾患を遠ざけていたというわけです。

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