とうもろこしの栄養成分

いも類より多いとうもろこしの食物繊維がコレステロールの吸収を抑制!
3大栄養素をバランスよく含有

いも類より多い食物繊維が高脂血症に効果あり

 小麦や稲と並ぶ世界三大作物のひとつであるとうもろこし。とうもろこしの主成分はでんぷんで、たんぱく質、脂質、糖質をバランスよく含有しています。
 とうもろこしの黄色い部分に含まれる色素成分は、ゼアキサンチンと呼ばれる成分で、活性酸素の除去に役立ち、肝臓の発がん防止効果があるとされています。
 とうもろこしには、いも類よりも多い食物繊維が含まれていて、脂質の吸収を抑えて、便秘の予防・改善、大腸がんの予防、コレステロール値の吸収抑制に効果があります。
 ほかに、疲労回復にも効果があるビタミンB群や、塩分を体外に排出して血圧の上昇を抑えるカリウム、老化防止に役立つビタミンEの供給源としても期待できる食品です。  とうもろこしの中でも日本で栽培されているほとんどは、スウィートコーンと呼ばれる品種で、実の根元の胚芽部分にリノール酸が豊富に含まれ、血圧を下げたりコレステロール値を下げたりする作用があります。
 黄色い品種のとうもろこしにはβ-カロテンも含まれています。


とうもろこしの栄養を効率よく摂るために

 とうもろこしは、収穫後、時間とともに急速に栄養も味も落ちていき、1日置いたら栄養価は半減するとも言われるので、買ってきたらその日のうちに食べるのが絶対条件!その日に食べられないなら、買ってきたらすぐにゆでてラップで包み、冷蔵または冷凍保存をすること。
 また、普通食べている黄色い部分はとうもろこし種実ですが、実は、とうもろこしはそれ以外のすべての部分に薬効が認められています。その中でも、とうもろこしのひげの部分は漢方でも利用され、高血糖作用、降血脂作用、降圧作用などがあるとして、糖尿病、高脂血症、高血圧などの薬として用いられています。

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