抗がん作用抜群のブロッコリー。コレステロール値の低下にも
ブロッコリーはβ-カロテンやビタミンB群、ビタミンC、Eを多く含むほか、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラル、食物繊維も豊富と、とっても栄養的に優秀な食材です。とくに、ビタミンCの含有量は特筆もの!!1回あたりの使用量比較ではナンバー1です。ビタミンCはコラーゲンの生成にはたらき免疫力を高めて、風邪やがんの予防に効果があります。ビタミンEは過酸化脂質を分解して、活性酸素から細胞を守り、動脈硬化やがんの予防、老化防止に役立つ栄養成分。β-カロテンもブロッコリーには豊富で、必要に応じて体内でビタミンAに変わりますが、変わらないβ-カロテンは強力な抗酸化作用でがん予防に有効です。
ビタミンB2も多く、脂質や糖質の代謝にはたらきます。ビタミンB2はほかに過酸化脂質の生成を防いで、動脈硬化や高血圧の予防にも役立ちます。ブロッコリーには葉酸も多く含まれますので、妊娠中の方はたくさんとるよう、医師から指導される食品です。
また、ブロッコリーには、血中コレステロール値を下げて善玉コレステロールを増やす葉緑素(クロロフィル)も含まれています。
ほかに、紫外線の活性酸素から目を守るルティン、食道、肺、肝臓のがん予防が期待できるイソチオシアナート、抗酸化作用を持つミネラルで老化防止やがん予防に効果があるセレン、高コレステロールや高血圧の改善に有効な食物繊維などが、ブロッコリーの主な栄養成分として挙げられます。
ブロッコリーに含まれる豊富なビタミンCを効果的に摂取するには、たんぱく質やビタミンE、カルシウムと組み合わせるのが料理のコツです。ビタミンCはたんぱく質と組み合わせれば美肌や抗ストレスに、ビタミンEと組み合わせればがん予防に、カルシウムと組み合わせればイライラの解消や骨の強化に有効です。
ゆですぎないのが絶対条件!
ブロッコリーは子房に分けて、したゆでして料理に使用しますが、ゆですぎるとビタミンCをはじめとする水溶性の栄養成分が大きく損失してしまいます。なべにたっぷりの湯を沸かして塩少々を加え、少し歯ごたえが残る程度にゆで上げるよう心がけましょう。ゆでたブロッコリーは水にとると味も香りも損なうので、必ずざるにとるようにしましょう。
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