オレイン酸が、悪玉コレステロールを減らす。
オリーブの果実の油を絞った油である、オリーブオイル。主に地中海沿岸の国々で多く使用されているオリーブオイルは、オレイン酸を70%以上含んでいる、代表的なオレイン酸含有食品。1960年代に、食生活と疾病に関する世界各国の調査が実施され、このときに、オリーブオイルの使用が目立つ地中海沿岸地方では、ほかのヨーロッパの国々に比べて心臓疾患による死亡率が低いことが判明しました。その後、オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、血中コレステロールを減らす作用があることが分かり、今ではオリーブオイルと健康との関係が広く知られるようになりました。
オリーブオイルには、脂溶性のビタミンである、β-カロテンやビタミンE、ビタミンKも含まれ、優れた抗酸化力でがんや老化を予防するはたらきがあります。
また、最近ではデトックス効果を期待して、オリーブオイルも摂る方がいます。体内に吸収されづらいことから、腸壁と便との潤滑油の役目を果たし、便秘の予防・改善に有効です。
また、オリーブオイル以外の植物油では、紅花油(サフラワー油)もおすすめ。紅花油は、コレステロール値や中性脂肪値を下げるリノール酸の含有量が最も多く、75〜79%も含まれています。
脂質は、大事な栄養素のひとつでもあるので、『油をとらない』のではなく、『油をとりすぎない』ように、上手に食事に取り入れましょう!
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