ごぼうの豊富な食物繊維がコレステロールの吸収を抑制
ごぼうを食用とするのは世界で日本と韓国だけでしたが、豊富に含まれる食物繊維の効用が認識されたいま、アメリカでも食べられ始めているそうです。
ごぼうの主成分は炭水化物で、その大部分が食物繊維。ごぼうに含まれる食物繊維にはいくつか種類があります。水溶性食物繊維のイヌリンは利尿効果があり、腎臓の機能を高めるほか、血糖値の急激な上昇を抑制し糖尿病を予防します。リグニンやヘミセルロースという不溶性食物繊維も多く含まれています。
これらごぼうに含まれる食物繊維は、消化吸収されずにお腹の中を通過するため、胃や腸をきれいに掃除し便秘を改善、大腸ガンの予防になり、同時に悪玉の腸内細菌の繁殖を防いでくれます。水溶性食物繊維は、コレステロール値の低下に有効です。
ほかに、活性酸素の毒性を消す酵素であるペルオキシターゼが多量に含まれるほか、セレンという抗酸化作用があるミネラル、アミノ酸の一種で免疫力を高め、滋養強壮にもはたらくアルギニン、細胞の新生に不可欠で野菜の中でも多く含まれる亜鉛などがごぼうの栄養成分として挙げられます。
ごぼうを調理するときのポイント
不溶性食物繊維のリグニンは切り口から発生するため、切り口の表面が多くなるささがきが効果的。また、ビタミンB1を含む豚肉などの食材と組み合わせ、砂糖や油を使用して調理すると、便通を良くする効果がアップします。
【スポンサードリンク】